整体やマッサージを受けた後の揉み返しと好転反応の違いを詳しく説明

今回はマッサージをした次の日に、揉みすぎてしまって痛みが強く出てしまうものや、整体などをした翌日に、痛みが強く出てしまうことについてお話したいと思います。

マッサージや整体を受けた後に感じる身体の変化には、「揉み返し」と「好転反応」という二つの現象があります。これらはしばしば混同されることがありますが、実際には異なるメカニズムや意味を持っています。ここでは、それぞれの特徴や原因、対処法について詳しく説明します。

 

揉み返しとは何か?

定義と原因

揉み返しは、マッサージや整体の施術後に感じる痛みや不快感のことを言います。施術を受けた部位が痛む、筋肉が張る、あるいは疲労感が増すなどの症状が現れることがあります。

これらの症状は、施術によって筋肉や組織が刺激され、血流が増加した結果、筋肉が緊張したり、微細な筋肉の損傷が生じたりすることが原因です。

メカニズム
マッサージや整体では、筋肉や関節に対して圧力やストレッチが加えられます。この刺激が過剰になると、筋肉の繊維が微細に損傷し、炎症反応が起こることがあります。この炎症が、痛みや不快感を引き起こすのです。また、筋肉が緊張している状態から急にリラックスさせると、逆に痛みを感じることもあります。

対処法
揉み返しを軽減するためには、施術後に適度な休息を取ることが重要です。また、温めたり冷やしたりすることで、痛みを和らげることができます。軽いストレッチや、ゆっくりとした運動も効果的です。

また揉み返しが強いということは、施術での圧が強いことが一番の問題になります。適度な指圧では揉み返しになりにくいですが、凝っているからといって、力任せにグイグイ押したりしていると、筋肉自体は繊維組織ですので、傷つけてしまう恐れがあります。

毎回そのような揉み返しがあるようでしたら、施術者の技術が足りない、あるいはとにかく強く押せばいいと思っているなどの可能性もあります。熟練者であれば、適度な圧で刺激出来るので、それほど揉み返しも起こらないでしょう。

また長年強いマッサージを受けられている方に多く見られるのが、肩や背中が異常に硬く、板のようになっていることです。これは長年にわたり、筋肉を傷められて、筋肉繊維がつぶれてしまっていることが考えられますので、こうならないように気をつけることも必要です。

 

好転反応とは

定義と原因
好転反応は、施術を受けた後に身体が一時的に不調を感じる現象ですが、これは身体が正常な状態に戻ろうとする過程で起こる反応です。好転反応は、身体が施術によって改善されるために一時的に不快感を感じることを意味します。例えば、疲労感や軽い頭痛、だるさなどが挙げられます。

メカニズム  
好転反応は、施術によって血流が改善され、老廃物が排出される過程で起こります。体内の毒素や疲労物質が一時的に増加することで、身体がそれに反応して不快感を感じることがあります。

この反応は、身体が自己治癒力を発揮し、健康な状態に戻るための過程とされています。通常1~2日程度で、不快感は減っていくことがほとんどです。その後は逆に施術前と比べて、体が楽になっていく方が多いです。

対処法
好転反応が起こった場合は、無理をせずに身体を休めることが大切です。十分な水分を摂取し、栄養バランスの取れた食事を心がけることで、身体の回復を助けることができます。また、リラックスできる環境を整えることも重要です。施術後、多いのが体がだるくなるというものです。

これは体が回復する際に、休息が必要な場合、体がだるさを出して、ゆっくり過ごすように導いている現象でもあります。体の声に耳を傾けて、だるいときはゆっくり休まれることが良いでしょう。また先ほども述べた通り、好転反応は通常、数日以内に収まることが多いですが、長引く場合は施術者に相談することをお勧めします。

好転反応と思っていたら、実は本当にひどくされてしまったというケースもよく聞きますので、毎回好転反応のような状態が続く場合は、ご注意ください。

 

まとめ

揉み返しと好転反応は、どちらもマッサージや整体の施術後に感じる身体の変化ですが、その原因や意味は異なります。揉み返しは施術による筋肉の過剰な刺激によって生じる痛みや不快感であり、好転反応は身体が正常な状態に戻ろうとする過程での一時的な不調です。

どちらの現象も、施術後の身体の変化として理解し、適切に対処することで、より良い健康状態を目指すことができます。自分の身体の状態をしっかりと把握し、施術者とコミュニケーションを取ることで、より効果的な施術を受けることができるでしょう。

2024年10月4日 | コメントは受け付けていません。 |

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整体やマッサージを受けるとくすぐったい理由とは

整体やマッサージを受けるとくすぐったく感じる人が結構いらっしゃいます。

 

このくすぐったい感覚っていったい何なんでしょうか?今回はそんなお話をしたいと思います。

 

このくすぐったい感覚は身体の神経系や感覚の仕組みに関連しています。この現象は、身体の反応や心理的な要因が複雑に絡み合った結果として理解できます。

 

まず、くすぐりの感覚は、皮膚にある触覚受容器が刺激を受けることによって生じます。これらの受容器は、圧力や温度、痛みなどの刺激を感知し、脳に信号を送ります。

 

マッサージや整体では、筋肉や皮膚に対して圧力がかかり、これが触覚受容器を刺激します。特に、くすぐったく感じる部分は、皮膚が薄く、神経が豊富に分布している場所です。

 

たとえば、脇の下や足の裏、腹部などがその典型です。これは結構多くの方に当てはまるのではないでしょうか?

 

次に、くすぐりの感覚は、脳の処理によっても影響を受けます。くすぐりには「自発的な刺激」と「他者による刺激」があり、後者の方が強い反応を引き起こすことが一般的です。

 

これは、他者による刺激が予測できないため、脳が警戒心を持ち、過敏に反応するからです。整体やマッサージを受ける際には、施術者の手がどのように動くか予測できないため、無意識に緊張し、その結果、くすぐったさを感じることがあります。

 

さらに、心理的な要因も重要です。くすぐったさは、しばしば笑いや不安と結びついています。マッサージや整体中にくすぐったさを感じると、その感覚が不快であったり、恥ずかしさを引き起こしたりすることがあります。

 

このような心理的反応は、身体のリラックスを妨げ、施術の効果を減少させることがあります。

 

また、身体の緊張状態もくすぐったさに影響を与えます。ストレスや不安が高いと、筋肉が緊張し、感覚が過敏になることがあります。このため、マッサージや整体の際にくすぐったさを感じやすくなるのです。

 

当院の整体では、最初にいくつか検査を行いますが、その中に膝裏の痛みをチェックするものがあります。そうすると通常は痛みを感じる方が多いのですが、中にはくすぐったいと感じる方がいます。

 

そういった方は施術をするとすぐに膝裏のくすぐったさが消えるんですね。皆さん不思議がられますが、これは膝裏の凝りをくすぐったいと感じられているからなんですね。

 

リラックスした状態であれば、身体はより受け入れやすくなり、くすぐったさを感じにくくなるでしょう。

 

このように、整体やマッサージを受けるとくすぐったく感じるのは、身体の神経系、脳の処理、心理的要因、そして身体の緊張状態が複雑に絡み合った結果です。

 

もしくすぐったさが気になる場合は、ご相談くださいね!

 

中にはくすぐったくてマッサージは出来ないという人もたまにいます。そういった方は当院ではカイロプラクティックの矯正をつかったり、関節の調整を行ったり、筋肉を緩める時もストレッチ系のことをやることで、くすぐったくなく施術が出来ますので、是非お試しくださいね。

2024年9月24日 | コメントは受け付けていません。 |

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整体ともみほぐしの違いとは?

体のケアをお考えの方がまず考えるのが、マッサージなどのもみほぐし、

そして整体、それ以外では鍼灸などもあります。

ただいきなり鍼灸に行くのは抵抗がある方が多いため、一般的にはもみほぐし、

あるいは整体を選ばれる方が多いです。

今回は整体ともみほぐし、それぞれの特徴などをお伝えしたいと思います。

整体ともみほぐしは、どちらも体のケアを目的とした施術ですが、
そのアプローチや目的には明確な違いがあります。
以下に、それぞれの特徴や違いについて詳しく説明します。

整体の特徴

整体は身体のバランスを整えることを目的とした施術法です。
主に骨格や筋肉、関節の調整を行い、身体の歪みや不調を改善することを目指します。

中には頭蓋骨から全身を整えたり、全身の筋膜の癒着を剥がしたり、
気を流して改善させるエネルギー療法などもあります。

整体師は、体の状態を観察し、必要に応じて手技を用いて調整を行います。
整体の施術は、以下のような特徴があります。

1. アプローチの幅広さ

整体は、骨格の調整だけでなく、筋肉や神経系にもアプローチします。
体全体のバランスを考慮し、全身の調和を図ることが重要です。
カイロプラクティックなども骨格を調整しながらも
同時に神経系や筋肉もアプローチします。

2. 手技の多様性

整体には、様々な手技が存在します。ストレッチや関節の可動域を広げるテクニック、
圧をかけて筋肉を緩める手法などが用いられます。

3. 個別対応 

整体は、施術を受ける人の体の状態や悩みに応じて、個別にアプローチが変わります。
カウンセリングを通じて、どの部分に問題があるのかを見極め、最適な施術を行います。

4. 長期的な改善

整体は、単なる痛みの緩和だけでなく、
根本的な体の不調を改善することを重視します。
定期的に通うことで、体の状態を維持しやすくなります。

5. 体全身の繋がりを重視

もみほぐしは痛みの場所や凝っているところを重点的にほぐしていきますが、
整体によっては痛みと関係がある部位に対して施術を行うことも多々あります。
場合によっては、患部に触れずに痛みを取ることもあります。
マッサージなどと比べて体の繋がりを意識して施術するのも整体の特徴です。

もみほぐしの特徴

もみほぐしは、主に筋肉の緊張をほぐすことを目的とした施術です。
リラクゼーションを重視し、ストレスや疲労を軽減するために行われます。
もみほぐしの施術には以下のような特徴があります。

1. リラクゼーション重視

もみほぐしは、リラックス効果を高めることが主な目的です。
心地よい圧をかけることで、筋肉の緊張を和らげ、
リフレッシュ感を得ることができます。

2. シンプルな手技

もみほぐしは、主に指圧や揉み、叩きなどのシンプルな手技が用いられます。
特定の部位に焦点を当て、筋肉を直接的にほぐすことが特徴です。

3. 短時間での効果

もみほぐしは、比較的短時間で効果を感じやすい施術です。
特に、疲れた部分を集中的にほぐすことで、即効性が期待できます。
もちろん整体も即効性がありますが、やられた感があるのはもみほぐしです。

4. ストレス解消

もみほぐしは、心身のリラックスを促進し、ストレスを軽減する効果があります。
多忙な日常生活の中で、短時間でリフレッシュしたい方に向いています。

整体ともみほぐしの違い

整体ともみほぐしは、目的やアプローチが異なるため、
選択する際には自身のニーズに応じた施術を選ぶことが重要です。

整体は身体のバランスを整えることを重視し、
もみほぐしはリラクゼーションや筋肉の緊張をほぐすことを重視します。

整体は全身のバランスを考慮した施術であり、
もみほぐしは特定の筋肉に焦点を当てた施術です。

まとめ

整体ともみほぐしは、どちらも身体のケアに役立つ施術ですが、
その目的や手法には明確な違いがあります。
自分の体の状態やニーズに合わせて、
適切な施術を選ぶことで、より健康的な生活を送ることができるでしょう。

どちらの施術も、心身のバランスを整え、
日々のストレスを軽減するために有効ですので、ぜひ試してみてくださいね。

2024年9月18日 | コメントは受け付けていません。 |

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腰痛で手術を検討している大きく背骨が曲がった60代女性

今回はご紹介で来院された腰痛で手術を検討されているほど、背骨も曲がってしまった60代女性の症例をご報告させていただきます。

ご来院時の状態は正直改善出来るかどうか?難しいと言わざるを得ないお体の状態でした。すでに整体などはいくつも通ったが改善せず、毎日痛み止めを飲まないと痛くて生活が出来ない、歩くときは杖を使わないと歩けない、5分歩くと内臓が圧迫されくるしくて休まないといけない、腰痛で起き上がることも辛い状態。

病院では手術を勧められている。まっすぐ立てず、頭の位置が左に20㎝、前方に15㎝ほどずれたところにある。それによって体は斜め前方に傾き、背骨も大きく側弯している状態でした。

同時に20年前から躁鬱で心療内科にも通われていて、お話されていても少し頭がぼーっとされて、言葉がクリアに出てこないような状態でした。

とりあえずお体の状態は、骨盤のゆがみが大きくあり、背骨の側弯に伴い、首の状態も筋肉がパンパンに張った状態で、指が全く入りませんでした。

施術を行うにしても、ベッドの上で動く動作で腰痛が出るため、なかなか施術が進みません。

初回の施術後、このまま施術を続けるべきか、手術を勧めるべきか迷いましたが、とりあえず施術を続けても、改善にはかなりの時間がかかる可能性があるということを伝えました。

いったん様子を見て、そこから検討しますというお返事でしたが、その後、希望をもって通ってみるという選択をされました。

そこからは週に1~2回程度の施術を行いました。

施術自体はつま先から頭までのゆがみを整えていく作業ですが、最初の頃は、少しの動きでも痛みが伴い、施術してもすぐには痛みは取れませんでした。

しかし3回目の施術の際には杖を使わずに歩けるようになったと喜んでいただけました。少し前進した感じでした。

ただ電車に乗る際には、背骨がゆがんでいることで、左に倒れてしまい横の方にもたれてしまうくらいの状態が続いていました。

7回目くらいの施術で腰痛がだいぶ減ってきました。8日目には痛み止めを飲まなくて済むようになりました。

10回目の時には、腰痛は朝一、ベッドから起き上がる時にある程度で、少し動いているうちに日中の痛みは感じなくなりました。

その段階で初回来院時に頭が完全に左斜め前にあった状態(左に20㎝、前に15㎝)が左に1㎝、前に10㎝まで改善しました。

まだ首の猫背状態はありますが、ガチガチだった首や肩も柔らかさを取り戻せました。

更に躁鬱で頭がぼーっとした感じだったのが、しっかりお話も出来るようになり、素敵な笑顔も出るようになりました。

旦那様からは、前はおばあちゃんみたいだったけど、ずいぶん変わったね!と言ってもらったようで、ご本人も手術せずに、しかも2か月ほどでここまで改善出来るなんて信じられないと大変喜んでいただけました。

この方は、最後まであきらめず頑張っていただいたのでこのような結果を出せました。もう手術しか方法がないという状態まで行かれても、このように改善する例はあります。

是非同じようにお体の悩みで苦しまれている方も是非、当院の施術をお試しください。

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2024年9月3日 | コメントは受け付けていません。 |

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産後2か月で腰痛と恥骨痛に悩む30代女性

今回は産後2か月で腰痛と恥骨痛でお悩みの30代女性の症例をご紹介します。

この方はお二人目の自然分娩でのご出産で、一人目の際には特に痛みなどは出なかったということですが、

お二人目の妊娠の際に、腰痛が悪化して、さらに恥骨痛が出てきたとのことでした。

出産自体は安産でしたが、産後も引き続き腰痛や恥骨痛が治まらず、ご来院されました。

検査をすると、腰骨の位置の高さが左右で違ったり、骨盤のねじれがあったりと、かなり骨盤のゆがみが見られました。

それ以外にも首のねじれ、顎関節のゆがみ、肩の高さの違いや、足首の硬さ、股関節のつまりなども強く出ている状態でした。

ご本人としては、腰と恥骨に意識が行くようですが、体全体のバランスがおかしくなっていました。

施術は足首の調整から、股関節の牽引、圧迫、腰回りの調整、手の調整、肩関節の調整、肩甲骨はがし、カイロプラクティックによる骨盤矯正、頚椎矯正、また猫背になっていたので、それらの矯正も行いました。

最初にあった骨盤のゆがみも取れ、腰の回旋、前屈後屈なども可動域があがり、腕の上がりや、首の回旋運動、上下運動などもやりやすくなりました。

施術後は腰痛も恥骨痛もほとんど感じなくなり、喜んでいただきました。

その後、姿勢指導や赤ちゃんとの生活での注意点や、簡単なストレッチをお教えしました。

2回目は5日後にご来院されましたが、施術前と比べると、痛みはそれぞれ8割減といった感じで、かなり快適に過ごせたということでした。

ただどうしても抱っこしたり、授乳する際に腰がつらくなるとのことで、再び1回目と同様の施術を行いました。

施術後は前回以上に体の軽さを感じ、全身の可動域も更に向上した様子でした。

1週間後、3回目の施術。腰痛と恥骨痛はほぼなくなったとのこと。

ただ腰が楽になったおかげで、逆に肩のこりを少し感じるようでした。今回も全身調整を行い、初回と比べ、全体の筋肉の硬さが随分柔らかくなりました。

いったん痛みは無くなったため、メンテナンスに移行。とりあえずいきなり間を空けると、つらくなる可能性があったため、2週間、3週間と徐々に間を空けながら、現在は月一でメンテナンスにお越しいただいています。

その後は特にひどくなることもなく、日常生活を送られているとのことでした。

産後はどうしてもお子さんのお世話や抱っこなど、お母さんにとっては、体に負担が大きくかかってしまいます。

我慢をしてしまうと、症状が悪化する恐れがあるので、産後は出来れば2か月ぐらいから、お体のメンテナンスをされることをお勧めいたします。

吉祥寺で産後の骨盤矯正をお考えの方はこちら

 

2024年7月24日 | コメントは受け付けていません。 |

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左腕・左手のしびれでお悩みの40代女性

今回は約10日ほど前から左腕から手にかけてしびれが出てきた40代女性の症例をご報告いたします。

この方は1年ほど前に、首の痛みで整形外科に行ったところ、頚椎が狭くなっていると診断され、薬を服用しましたが、それでも改善せず、お近くのカイロプラクティックに月1~2回通って、去年の11月に通院を止めたそうです。

普段から首はたまに痛みがあり、肩こりは慢性的に感じており、腰痛もたまにあるような感じでした。

お仕事はデスクワーク中心のようで、姿勢も猫背っぽく、首には普段から負担がかかるような状態でした。

そして10日前から腕や手にしびれが出てきて、改善しないので当院にご来院されました。ご本人も姿勢が悪いと自覚されていて、頭が少し前に出ているような姿勢になっていました。

姿勢の検査をすると背骨の両脇の筋肉の高さが違っていて、右が高く、左が低い状態、また臀部の高さも同様に右のお尻の方が左よりも盛り上がっているような状態でした。頚椎もねじれが起こっており、体全体のねじれが、かなり気になりました。

また腰骨も左右で1㎝ほど高さが違い、骨盤のゆがみがしっかり出ていました。

施術は足の指先から、足首、膝関節、股関節、骨盤と調整し、肩周りが硬くなっていたため、関節と筋肉を緩め、肩甲骨はがしなどを行い、肩や肩甲骨の可動域を上げていきました。

頚椎も触ると、左全体に痛みがあり、そこに対してはカイロプラクティックにて矯正を行い、痛みはすぐに消失しました。

猫背特有の上部胸椎と言われるところが後ろに飛び出た形だったため、猫背を調整するように、胸を広げていく調整を行いました。

施術後は、ずいぶん首肩周りも楽になられた様子でした。

1週間後、再来院でしびれは前回の来院時よりは減っていましたが、うつぶせになった時に首を上げる動作でしびれが出てしまうということでした。

その後10日後、しびれは残り1~2割程度残っていましたが、再び施術を行い、その後しびれは取れたということで、改めて3週間後ご来院されました。

その後も姿勢を改善するためにご来院されていますが、腕と手にあったしびれは無くなり、今は生活に支障はないとのことです。

手や腕のしびれは、首から出ている神経が関係していることがほとんどです。頚椎の問題を改善させることで、手や腕のしびれなどは改善していきますので、

是非同じような症状でお困りの方は是非ご相談ください。

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2024年7月5日 | コメントは受け付けていません。 |

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1年前から頭痛でお悩みの30代男性

今回は1年ほど前から頭痛でお悩みの30代男性の症例を報告させていただきます。

脳神経外科での診断は片頭痛でした。ご本人の原因としては、日々のストレスということで、普段からヨガやウオーキングなど、体を動かすことも常日頃からやっていたようですが、

なかなか頭痛が治まらないということでした。

頭痛は1年前から出だして、ここ最近どんどん頻度が上がってきたそうです。毎日もやっとしていて、週に3回くらい頭痛薬を飲む生活をされていました。

頭痛は側頭部がズキズキしたり、後頭部に痛みが出たり、ひどくなると吐き気なども出る状態でした。

また頭痛だけではなく、最近は首や肩回りがゴリゴリして凝っている状態で。また小さいお子さんもいるため、抱っこなどで腰の痛みも出る状態でした。

体をチェックしたところ、まず背骨の左右の筋肉の高さが違っていて、これは背骨全体のねじれが起こっていると判断出来ました。

お尻の左右の高さの違い、腰骨の高さの違いもあり、骨盤のゆがみも認められました。

施術は足の指から始まり、足首、股関節の調整、カイロプラクティックによる骨盤矯正、頚椎の矯正、肩関節矯正など。

左右のゆがみとともに、前後のゆがみも同時に取っていきます。

施術後は、体全体がとても軽くなったと喜んでいただき、その場では頭痛も消失しました。

数日後2回目の来院の際に、頭痛の状況を確認したところ、頭痛がなかったとのことで大変驚かれていました。

その後、週1回の施術を続けていき、その後も頭痛は一切でなくなったそうです。

もともと頭痛で来られていましたが、同時に首や肩のこりも気づけば随分楽になったようです。

現在も定期的にメンテナンスのために通院中ですが、頭痛薬も一切服用することもなく、日常生活がとても快適になられていると喜んでいただきました。

このように頭痛で長らく苦しんでいる方が、早ければ1回、あるいは数回で頭痛がかなり減ることは多々あります。特に頭痛の場合、たいていの方が首などに問題がありますので、

そこをしっかり調整してあげ、筋肉をゆるめることで楽になっていきますので、是非長年の頭痛持ちでお困りの方も是非一度当院の施術をお試しください。

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2024年6月11日 | コメントは受け付けていません。 |

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左腰の痛みでお悩みの50代女性

今回は1週間前から左腰の痛みにお困りの50代女性の症例をご紹介します。

普段は腰痛はあまり自覚がなく、肩こりは慢性的に感じられていました。普段の運動としては、たまにヨガをする程度でそれ以外のことは特にされていないようでした。

今までマッサージなどに通われていましたが、だいたい月に1回行くか行かないかで、今回当院のような整体は初めてということです。

お仕事は会社員で主にデスクワークがメインで座る時間が長く、1週間前から腰が重い感覚があり、ご自身で湿布などを貼ってとりあえず対処されていました。

放置していればそのうち治るだろうと思われていましたが、徐々に痛みが強くなって、座り続けていたり、寝ている時の寝返り、前屈をする体勢で左腰に痛みが強く出るようになったそうです。

まず姿勢の検査を行ったところ、左の腰骨が右よりも1㎝ほど高く、お尻の下のくびれが左があるのに対して、右はくびれがありませんでした。

これにより骨盤の歪みがあり、それが右腰の痛みの直接的な原因だと判断出来ました。

施術は足の指から頭まで全身行っていきました。関節の歪みの調整、筋肉、筋膜の調整、神経系の調整など全身のバランスを調整していきます。

腰の筋肉も硬くなっていましたが、慢性的な肩のコリもあり、そちらもしっかり行っていきました。

関節の矯正ではカイロプラクティックを用いて、骨盤の歪み、頸椎の歪みをとっていきました。首に関しては矯正により一瞬で痛みが取れました。

初回施術後、2週間後2回目の来院、お話を伺うと、1回目の施術後、左腰の痛みはスッキリして、かなり楽になられたようでした。また座る姿勢が悪い可能性があったので、それに関してご指導したところ、ご本人も座る姿勢を気を付けたそうです。

左腰の痛みはずいぶん楽になりましたが、少し背中に張りが残っていました。慢性的な肩コリも感じられていました。

 

そこから2週間後、3回目の来院時には左腰の痛みは90%は改善。普段後頭部に月一くらいで痛みがあるというので、再び調整を行いました。

この方の場合は、腰痛が起きて1週間ほどで来られたので、初回の施術でかなり楽になっておられました。

同様に片側の腰痛がある場合は、直接的な原因としては骨盤の歪みが影響していると考えられますので、しっかりバランスを整えてあげることで、早い段階で改善していきます。

同様に腰の痛みでお悩みの方は是非一度ご相談ください。

 

>>腰痛でお悩みの方は症状別の「腰痛」ページへ

2024年2月14日 | コメントは受け付けていません。 |

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首や肩こり・猫背に悩む30代女性

今回は首や肩のコリ、そして猫背でお悩みの30代女性の症例をご紹介いたします。

慢性的なコリが上半身にあったそうですが、特にこの3か月ひどくなったということで、ご来院されました。

普段はウォーキング程度の運動はされているようですが、姿勢が悪く、猫背姿勢もご家族の方に指摘されていたようです。

以前1~2年ほど前には、整体に通われていたそうですが、その後は特に何もされていませんでした。

主な主訴は首、肩ですが、まずは全身の姿勢をチェックします。左肩が右肩よりも1㎝ほど高く、背骨は猫背、特に首が前に出ている首猫背状態でした。背骨を観察すると、左右で脊柱起立筋の高さが違い、腰骨の高さも左が1㎝高くなっている状態でした。

また臀部の下のくびれが、左はあるのに対して、右はない状態。またうつ伏せに寝て足を両サイドに開いた時に、左だけ倒れてしまう状態で、骨盤の捻じれも強く出ているようでした。

施術は足の指から調整していき、足首、ふくらはぎを緩め、股関節周りの調整、左右の捻じれを取りながら、上半身、特に腕回りの調整、

うつ伏せで膝周辺、大腿四頭筋の硬さを取り、背骨周りの筋肉の調整。

横になり、カイロプラクティックによる骨盤矯正、ハムストリングスの硬さを取り、肩回りの硬さを取る調整。

座位になり、肩甲骨をはがし、首を上に向けるように上部胸椎の動きをつけ、腕の硬さをとり、立位になって、更に肩回りの調整、

そして、猫背になっているので、胸郭を開くための調整を行い、呼吸がしやすくなります。

最後はカイロプラクティックによる頸椎矯正、更に首のつまりを取る調整を行いました。

施術後は、痛みやコリがかなり軽減していました。またその後の姿勢指導により、姿勢も気を付けて生活されるようになりました。

その後1週間おきに施術を続け、それにより今までのような痛みやコリをほとんど感じなくなった様子。

また同時に姿勢も改善していき、ご家族から以前はおばあちゃんみたいな姿勢だったのに、ずいぶん良くなったと言われたそうで、ご本人も大変喜んでいらっしゃいました。

今も定期的に通っていただきながら、メンテナンスされていますが、猫背の場合、どうしても老けて見られがちです。お体も辛くなりやすいので、もし姿勢で気になっていらっしゃるようでしたら、是非一度ご相談ください。

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2023年11月17日 | コメントは受け付けていません。 |

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ぎっくり腰で真っ直ぐ立てない30代男性

今回はぎっくり腰になり、痛みで真っ直ぐ立てず、座り続けることも出来ない30代男性の症例をお伝えいたします。

2日前にふと下にあるものを取ろうとした際に、ぐぎっと腰に痛みが走り、そのまましばらく動けない状態になったそうです。

とりあえずそのまま横になって、次の日には一応動けるようにはなりましたが、座り続けるのも辛いし、立っても腰がまっすぐにならず、へっぴり腰状態で、痛みも強く出てしまう状態でした。

寝ているところから、起き上がるのも大変でしたが、寝返りを打つのも痛みが走るようで、幸いテレワークでのお仕事なので、お仕事は出来るのですが、

ずっと座ってられず、仕事にもかなり支障をきたすということで、当院にご来院いただきました。

腰の痛みとしては、2日経っていたので、当初と比べると7割くらいのようでしたが、腰を触るとまだまだガチガチに緊張が起こっていて、

腰の回旋運動は左に向くと、強い痛みが出て、左右の側屈の動きはどちらも痛み、前屈はわずかしか出来ず、反るのは全く無理な状態でした。

とりあえずいきなり寝かすのは、厳しそうでしたので、立った状態で施術を始めました。

左右の動きを身口意という技を使い、わずか30秒程度で左への回旋運動が楽に出来るようになりました。

そして今後は立ったり座ったりする運動をやってもらい、それに対してこちらで助ける手技を行います。

すると約1分程度で、座った状態から立つ姿勢が、先ほどよりも随分楽に出来るようになりました。

その後、座った状態で、足~すねの施術を行い、更に痛みが軽減。

横向きの状態で、大腰筋、腸骨筋を緩めていき、更に楽になっていきました。

ある程度楽になってきたので、通常の仰向け施術により股関節の動きを改善、そのまま首の頸椎矯正、うつ伏せになり、膝周り、臀部の調整、

最後に少し骨盤の歪みがあったので、軽めにカイロプラクティックによる矯正を行いました。

最初の痛みを10とすると3くらいまで改善。この3の痛みは元々の腰にある炎症なので、想定内でしたが、まっすぐ立てるようになり、座って立つ動きも少し痛みが残るものの随分楽になられました。

腰の筋肉をチェックしたところ、先ほどあった強い張りは取れて、普通に歩ける状態に改善しました。

ぎっくり腰の場合、炎症の痛みは残るものの、普段に近い動きが出来るようになれば、あとは炎症が落ち着けば通常通りに生活出来るため、

日常生活での注意点をお伝えして終了しました。

このようにぎっくり腰の場合、辛い状態で放置してしまうと改善も遅くなり、また改善した後も慢性的な腰痛が続く可能性があります。

ぎっくり腰の場合は、きちんと早い段階で整えてあげることが有効ですので、是非覚えておいてください。

 

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2023年10月16日 | コメントは受け付けていません。 |

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