顎関節症でお悩みの20代女性
今回は口が大きく開かない、また開ける時に、片側にあごが大きくずれる、音が鳴るといった症状が7年以上前から続いている20代の女性の症例をご紹介します。
もう7年以上顎関節症の状態で、実際に口を開けてもらうと、指2本分くらいしか開かず、しかも開けた際に片側に大きくずれる状態でした。
口元の高さも最近気になっているようで、前から見ると左口元が少し高くなっていました。
明らかに顎関節に問題が起こっている状態で、大きく開けた際に痛みも感じるとのことでした。
それ以外の気になるところとしては、O脚が強めに起こっていて、膝の高さが左右で少し違うなどありました。
首や肩に関しては、あまり自覚はないようですが、マッサージなどに行かれると、いつも凝っていると言われるそうです。
姿勢の検査をすると、まず腰骨の位置が左右で1.5㎝違いました。これは明らかに骨盤の歪みがみられました。
お尻の高さも左右で違い、お尻の下のくびれのラインも左はくびれがあるのに対して、右はくびれがない状態でした。
骨盤は前後の歪みや左右の捻じれなどもありました。
施術は顎周りだけではなく、全身に行いました。足の指から足首の調整、
腓骨、股関節の調整を行います。関節だけではなく、筋肉、神経へのアプローチも行いました。
またカイロプラクティックによる骨盤調整、首の矯正、顎の調整も行います。
肩周りは肩甲骨はがしを始め、動きを改善させるために肩回りの筋肉を調整していきます。
顎は外からの関節矯正だけでなく、顎関節に関係する筋肉を緩めたり、ゴム手袋をはめて、口の中から歪みをとる調整も行いました。
顎の改善に関しては、まず首の矯正をしただけで、少し顎の動きが良くなり、最後に手を入れて調整することで、かなり口が開けやすくなりました。
開ける際に横にずれていた顎もある程度まっすぐに開くようになりました。
また2本指くらい開けられる状態だったのが、3本以上開けられるようになりました。
ご本人も長年にわたって、顎関節の問題を抱えていらっしゃったので、1回目で、ここまでの改善があったことに大変驚かれておりました。
2回目は4日後に来られましたが、音はするものの、開きやすくなって、楽になられたとのことでした。
しばらく通院することで、更に安定的に改善させていく予定です。
このように、長年顎関節症で苦しまれている方も、改善していく可能性も高いので、是非同じような女屋井を持つ方は是非一度ご相談ください。
2022年5月13日 | コメントは受け付けていません。 |
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体が硬くてお悩みのバレエをしている10代女性
今回はバレエを本格的にされているのですが、最近体の硬さをコーチなどに指摘され、自分でもストレッチなどやっているが、なかなか柔らかくならないとお悩みの10代女性の方がご来院されました。
元々バレエをされている方なので、もちろん一般の方と比べると柔軟性は十分あるのですが、
やはり競技としてバレエをされている割には、少し股関節まわりの硬さが気になる感じでした。
スポーツをされている方は、基本的に体の柔軟性がなければ、やはりいい成績は残せないので、そういった意味では体のメンテナンスは必須になってきます。
まず検査したところ、骨盤や首などにゆがみがありました。
体の歪みはやはり股関節などの硬さに影響するので、首や骨盤矯正などを行ったうえで、それ以外の関節や、筋肉の調整を行います。
股関節の硬さは主に太ももの前後の筋肉が大きく影響します。膝がしっかり曲がるか?大腿前面の筋肉が収縮していると、しっかり膝が曲がりませんので、ここをストレッチします。
普通にセルフでやれるストレッチだと伸ばす限界があるため、通常以上に伸びるストレッチを使います。
同様に太ももの後ろ側のハムストリングスもストレッチしますが、これもセルフでは出来ないレベルのものを行いました。
それ以外には足や足首からの調整、ふくらはぎなども調整を行うことで、今までよりも可動域を大きく広げることが出来るようになりました。
また体は股関節が硬いと言っても、すべての筋肉がつながっていることから、上半身についても調整が必要になります。
今回の場合も特に、首回り、肩甲骨の動きを改善させ、手なども調整します。
施術後は、セルフでのストレッチ方法などお伝えし、体の癖などがあるので、それを気を付けるように指導させていただきました。
今回の方のように、アスリートの方はお体の痛みなどはなくても、常にケアをしていく必要があります。
よりパフォーマンスを上げるために、お体の調整を検討されている方は是非一度ご相談ください。
2022年4月27日 | コメントは受け付けていません。 |
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膝の痛みで歩行困難になった60代女性
今回は5か月前から左膝の痛みで、歩行が困難になっている60代女性の症例をご紹介いたします。
この方は当院にご来院されている息子さんからのご紹介で、5か月前から左膝の外側に痛みが出て、今では膝を曲げるのが辛く、また歩行も痛みでしっかり出来ない状態でした。
今までの経緯をうかがうと、まず出生時に股関節脱臼があり、50代前半に変形性股関節症と診断されました。
ただし股関節自体の痛みは年に1度くらいしか出ていないようでした。右股関節が開きにくい状態でした。
腰痛は50代半ばから出てきたようですが、それほど生活には支障はなかったようです。
またそれ以外にも足底筋膜炎が以前にあったようですが、今はそれも大丈夫になったそうです。
身体的にはいろいろ問題が起こり始めてから10年くらい経ちますが、整体などのお体の調整は特にされてきませんでした。
検査をすると、まず背骨が側弯している状態で、左右の筋肉の高さが明らかに違っていました。
骨盤も大きく歪み、首のねじれも起こっていました。
元々股関節の問題をお持ちなので、それがきっかけで体の様々な部位に負担がかかっていると考えられました。
施術はまず足、足首からの調整を行いました。そして膝ですが、膝の外側が痛いということでしたが、その場合、膝か筋という筋肉が凝り固まっているのと、腓骨という骨が変異していたので、筋肉と関節の両方から施術を行いました。
その後股関節、骨盤の調整、肩甲骨回り、首の矯正など、体全体のバランスを整えていきます。
1回目の施術の後、歩けるようになったと喜んでいただきました。痛みもだいぶ軽減したようでしたが、膝の外側の腓骨のところに違和感が残る程度になりました。
股関節は特に問題なく痛みなど出ることはなかったとのことです。腰は痛みはないものの怖い感じがまだ続いているとのことでした。
初回から5日後に2回目の施術を行いました。その後、今までは無理だった階段の上り下りも出来るようになり、平らなところを歩く時も、痛みはなく、ほんの違和感程度になり、歩きやすくなってきました。
腰も怖さが軽減してきているとのことでした。
その後も数回施術を行い、日常生活においてはかなり意識せずに生活出来ると喜んでいただきました。
この方の場合は、膝の痛みに至るまでに、股関節の慢性的な問題、そこから生じる様々な問題が体に起こり、最後に膝に負担がかかった形になりました。
ある程度初期の段階であれば、早い段階で良くなりますが、こういった10年以上放置していると、通常の場合は、相当改善に時間がかかることが多いので、
お体の不調を感じたら、まずは今どういった状態なのか?メンテナンスをされることをお勧めします。
2022年4月8日 | コメントは受け付けていません。 |
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肩こり・首痛で眠りが浅い40代男性
今回は肩こりや首の痛みに悩まされ、眠りが浅くなっている40代男性の患者さんの症例をご紹介いたします。
特に2年ほど前から、寝ている時に首や肩の痛みを感じるようになり、特に最近は眠りが浅く、ぐっすり眠れなくなったということで、当院にご来院されました。
また12年前には左鎖骨を骨折しており、そういったものも少なからず影響しているのではと考えられました。
更に左膝もたまに痛みが出るとのことでした。
普段はデスクワークで3~4時間は座りっぱなしで、それが首や肩に悪影響を及ぼしていると思われました。
姿勢を確認すると、まず右肩が左よりも1.5㎝高くなっており、背骨に対して左右の高さも違っていました。
腰骨の位置も1.5㎝の高さの違いがあり、骨盤などの歪みもありました。
また首や肩も、かなり慢性的に悪くなっているようで、かなり硬い状態でした。
施術は足の指、足、足首から調整していき、股関節、骨盤のバランスを整えていきます。足は体にとって土台の部分なので、ここに問題があると全てがおかしくなっていきます。
どのような患者さんでも当院では必ず足は調整していきます。
また股関節が骨盤の歪みなどには大きく関わっているので、動きを改善させていきます。この方の場合は、足の開きなど、左右差があり、それを関節の調整、筋肉の調整という順番で行いました。
肩こりや首痛がある場合は、もちろん首や肩の問題もありますが、
それ以外に肩甲骨、そして手から腕にかけてもかなり関係しています。
手、腕の緊張を取っていくことで、肩の可動性や首の動きも改善していきます。
最後に首はカイロプラクティックによる矯正、また脳脊髄液の流れを良くしていく手技を行います。
施術は首や肩もかなり楽になったようで、首から頭にかけてもスッキリしているようでした。
4日後、再来院され、調子は良くなり、施術後はよく眠れるようになったとのこと。また枕も合わないということだったので、タオルで作れる枕を提案し、寝ている時の首の痛みも無くなったそうです。
特に左膝の痛みはなく、体のバランスも良い感じだということでした。
また食事指導をしたところ、その後1週間で2キロの減量に成功し、3週間で5キロ痩せられました。
現在週一で施術を続けられていますが、体はかなり調子がいいようで、喜んでいただいております。
今後はメンテナンスに移行していく予定です。
今回の患者さんは首や肩の問題から、自律神経の乱れが起こっていたと考えられ、それにより睡眠障害が起こっていました。
首回りが調整されることで、自律神経も改善し、ぐっすり眠れるようになり、体調もかなり良くなられました。
同様に首回りが辛く、眠りの質が良くないという場合は、自律神経に問題が起こっているかもしれません。
そのような場合は是非一度ご相談くださいね。
2022年3月23日 | コメントは受け付けていません。 |
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ぎっくり腰で真っ直ぐ立てない50代女性
今回はぎっくり腰で辛い状態の50代女性の症例をご紹介いたします。
症状としては3日前からなんとなく腰に痛みがあり、2日前の朝にぎっくり腰状態で、全く起き上がれず、腰に力が入らない状態になったそうです。
その日はなんとか安静にして、入浴されました。ところが、昨日起きたところ、前日よりも更に悪化した状態で、立てない、歩けない状態になってしまいました。
ご来院当日は、何とか旦那様に連れられて、お越しいただいたものの、まっすぐ立つのは難しく、相変わらず腰には激しい痛みがありました。
ちなみに普段は腰痛もあまり感じられておらず、急にぎっくり腰になられたとのことでした。
痛みとしては、もちろん腰全体の痛みがあるものの、特に左腰に強い痛みを感じられていました。
ぎっくり腰の施術の場合は、まずは立った状態で、姿勢を確認して、そのあと腰の回旋、側屈、前後の動きなど、やりやすい、やりにくいなど状況をみていきます。
そして立った状態で、まずは施術を行い、少しずつ腰回りの筋肉をやわらげていきます。ただし、ぎっくり腰の場合は患部に炎症が起こっているため、
マッサージなどは絶対に行いません。動きをみながら、少しずつ歪みを調整していきます。
ある程度、動きがとれるようになった段階で、うつぶせか仰向けで出来そうな態勢になってもらいます。
今回は仰向けの方が楽だったため、仰向けでまずは足首の調整を行い、スネの辺りの筋肉をほぐし、股関節までの調整を行います。
次にうつぶせになり、股関節、骨盤回りの調整、
横向きでは広背筋という脇の辺りの筋肉を緩め、肩回りも楽にしていきます。
最後にカイロプラクティックによる首の矯正で、今度はベッドに腰かけていただき、立ったり座ったりの動きをして、こちらがそれをお手伝いします。
するとまっすぐ立てなかった状態が、きちんとまっすぐ立てるようになりました。
もちろん炎症が起こっているため、痛みは残るものの、きちんと立って歩けるようになり、大変喜んでいただけました。
2日後、再び来院、前回の時よりも、普通に歩けるようになり、ズキズキする痛みも弱まってきました。施術は前回同様のものを行いました。
そこから更に2日後、前日仕事をしたようですが、まだ痛みはあるものの、なんとか普通に仕事を最後までこなせたようで、喜んでおられました。
だいぶ炎症が治まってきたので、通常に近い施術を行い、体のバランスをしっかり整えていきました。
とりあえず、腰の状態も良くなったので、通院は終了となりました。
このように当初は起き上がれない、ちゃんと立てない、歩けない状態の方でもしっかり整えてあげることで、早く改善していきますので、
ぎっくり腰でお悩みの方は是非ご相談ください。
2022年3月9日 | コメントは受け付けていません。 |
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頭痛・吐き気でお悩みの50代男性
今回は5年ほど前から肩甲骨回りの凝りから来る、頭痛、吐き気でお悩みの50代男性の患者様の症例をご紹介いたします。
この方はご紹介でご来院されましたが、神奈川の方からお越しいただきました。
5年ほど前から肩甲骨のコリが気になっていて、特に右よりも左の方が硬く感じられていました。
ところが最近では右側もコリを強く感じられるようになり、それがひどくなってきて、緊張性の頭痛が起こるようになりました。
湿布を貼ってしのいでいましたが、この半年前からは、頭痛とともに吐き気まで出てきて、かなりつらくなってきたそうです。
運動は犬の散歩で毎日30分ほど歩いていました。ご近所のマッサージ屋さんに通われていましたが、
一向に良くなる気配もなく、ご紹介で今回ご来院されました。
お体を検査すると右肩が左肩よりも1.5㎝高く、腰骨が左側の方が1㎝ほど高くなっていました。
骨盤の歪みがあり、頸椎のねじれも起こっていました。頭痛や吐き気の直接的な原因は、この首のねじれから来る緊張が影響しているようでした。
施術はまず座位にて、背骨の調整をして、全体的に身体を緩めていきます。肩甲骨に手を入れて、肩甲骨はがしを行い、背中の調整、腕の緊張からも肩こりや首コリが発生するので、手や腕の調整も行いました。
また立位で大胸筋を緩める調整を行い、大胸筋の痛みを解消。
うつ伏せでは股関節回りの筋肉の調整を行い、動きを改善させていきます。
仰向けになり、足首の調整で、足首を軽く動きやすくします。足首は体の土台になるところなので、調整は必須になります。
そして多次元操体法によるつま先上げ操法、膝倒し操法などを行い、
更に腸骨筋、大腰筋などの調整を行います。
腕から鎖骨にかけて調整した後、カイロプラクティックによる頸椎調整で、首のねじれをとっていきます。
最後に脳脊髄液の調整を行い、首の痛みが消失しました。
施術後は、かなり体のコリが解消されたようで、喜んでいただきました。
その後、予定があり、すぐにはご来院出来ませんでしたが、3週間後に再び来院。
その間、頭痛はなかったとのことです。その後2週間に一度のペースでしばらく来院されて、
仕事の後に軽く肩が凝ることはあっても、頭痛や吐き気は一切なくなりました。
今回は5年ほど頭痛で苦しんでおられましたが、頭痛自体はほぼ1回目の施術でなくなり、その後重ねて施術することで、普段の肩こりや首コリ、肩甲骨のコリもあまり感じなくなったそうです。
今でも積極的に2~3週間に1度のペースでお体のメンテナンスにお越しいただいており、お越しになるたびに、体がすごく楽になりましたと喜んでお帰りいただいております。
このように緊張性頭痛や吐き気は、特に上半身の緊張を取ってあげることで、楽になります。
薬を使っても、あくまでも対処療法に過ぎません。是非お体の調整をして、根本的に改善させてください。
同じようなお悩みを持つ方は是非一度ご相談くださいね。
2022年2月21日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:院長の施術日記
四十肩でお悩みの30代女性
今回は四十肩でお悩みの30代女性の患者さんの症例についてご報告していきたいと思います。
実はこの患者さんは4年前まで当院に通われていました。結婚を機に引っ越しされて、遠方から通うことが出来ない状態でした。
10か月ほど前にご出産されて、家事や育児などの負担から4か月前から左肩が痛くて腕が上がらなくなり、
現在近くの接骨院に週に2回のペースで2か月通っているが、一向に改善しないため、
実家に戻ってきたタイミングで4年ぶりにこちらにお越しいただきました。
接骨院では主に、肩回りの筋肉のマッサージを中心に、電気などを当てる治療を行っているそうですが、改善しないので、高額なコースを勧められているそうです。
まずは検査ですが、腕は横から上げた時に90度をわずかに超える程度しか上がらず、前から上げた時も同様の状態。
痛みは肩の三角筋の側方あたりに出るようでした。
まずは左手の母指球を強く押した状態で腕を上げてみると、先ほどよりも上に上がりました。
間違いなくこの方の四十肩の原因の一つに手や腕の問題があると判断して、母指球、小指球に刺激を入れて、改めて腕を上げると先ほどよりも
高く上げることが出来ました。患者さんは、こんなに上がったことがなかったといきなりビックリされましたが、
そのあと、前腕への刺激、上腕二頭筋、上腕三頭筋、大胸筋、鎖骨下筋など、施術するたびに、どんどん腕が上がるようになりました。
更に足首や骨盤、股関節の調整、カイロプラクティックによる首の矯正を行い、最終的には左腕は80度くらいまで上がるようになり、大変喜んでいただきました。
その後、2日おきに集中的に4回の施術を行って、日常生活では強い痛みを感じなくなり、ある程度生活に支障をきたさないレベルに持っていくことが出来ました。
あとは、ご自身で少しずつでも改善出来るように、ご自宅で出来る手技をお伝えし、やってもらうようにしました。
今回は手や腕の問題が接骨院では見逃されていたため、そちらのアプローチを中心に、体全体のバランスを整えながら行いました。
同様に四十肩・五十肩に悩まれていて、整形外科や整体、接骨院など通ってもなかなか良くならない方は是非一度ご相談ください。
2022年2月7日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:院長の施術日記
右ひざの痛みでお困りの50代女性
今回は3日前から急に右ひざの痛みが出てきた50代女性の症例をご報告いたします。
強い痛みが出たのは3日前でしたが、実は以前にも何度も痛みが出ているようで、最初に痛みが出だしたのが、3年前で自転車に乗っていた時に、その痛みに気づかれたようです。
その後もたまに痛みが出ては、しばらく放置するような形で、なんとかしのいで来られたようです。
膝が痛くなる前にブーツで歩かれたということで、おそらくこれが引き金になったのではと考えられました。
また腰に関しては、過去にぎっくり腰を何度もされているようで、1度整体に行かれたようですが、その時には特に痛みが変わらなかったようで、
その後は整体にも行かなくなったそうです。そして特にケアなどもされていないとのことでした。
腰が痛くなる時は、決まって右の臀部ということでした。
そして今回来院される2日前に寝違えをしたのか、左肩あたりにも痛みを感じられていました。
まず検査をしたところ、骨盤の歪みがありました。ぎっくり腰になる際に、毎回同じところが痛くなるということなので、
骨盤の歪みから来る痛みだと判断出来ます。また頸椎の歪みもあり、膝は左ひざが右ひざに比べて曲がりにくい状態で少し腫れと熱を感じました。
まずは背骨を緩ませ、肩甲骨はがしをしますが、肩甲骨周辺の筋肉がかなり固まっていて、ほとんど指が入っていかない状態でした。
ご本人が自覚している以上に、肩回りも凝り固まっているような状態でした。
うつ伏せになり、膝のチェック。明らかに右膝の曲がりが悪い状態。右膝の施術を行うことで、ほぼ左膝と同じくらい曲がるようになりました。
横になり、カイロプラクティックによる骨盤矯正、肩回りの施術、また腰方形筋の調整を行います。
最後に仰向けでの施術では、両足首の調整を行います。膝の問題は主に、足首、股関節、骨盤の問題から来ることが多いので、そこを調整する必要があります。
全体的に動きを良くしたうえで、更に膝関節の調整を改めて行います。これによりほぼ痛みも無くなり、可動域も左右差がなくなりました。
そして肩回りの調整を改めて行い、カイロプラクティックによる頸椎矯正を行います。
施術後、膝の痛みもほぼなくなり、動きも改善します。
1週間後、再来院されましたが、左膝の痛みは完全になくなったということで、喜んでいただきました。
また左肩も同様に楽になって、特に腰の痛みも出ていないとのことでした。
2回目も同様に施術を行い、前回よりもゆがみなどが減っていることを確認、左膝も少し右に比べると曲がりにくい状態でしたが、
施術で再び完全に良い状態にもっていくことが出来ました。
今回膝の痛みが出たのが3日前ということでしたので、強い痛みはすぐに取れました。ただ同様にたまに膝が痛くなることがある場合は、出来るだけ早い段階で調整されることをお勧めします。
というのは、膝の痛みは初期段階では、足首や股関節、骨盤などを調整することで、改善されますが、長期間放置してしまうと、膝関節自体の問題が起こってきます。
そうなってくると、改善には時間がかかってしまうため、出来るだけ早い段階での調整をお勧めしたいと思います。
2022年1月25日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:院長の施術日記
20年以上続く右腰の痛みに悩む30代男性
今回は20年以上も前から、右腰の腰痛にお悩みの30代男性の症例についてご紹介したいと思います。
この方の症状としては、腰の痛みと肩こり、そして猫背、またO脚も気になっていました。
また右足首を高校生の頃に骨折していて、その影響も少なからずあるかもしれないようでした。
主訴としては、座っていると右腰から臀部にかけて、張ってくるとのことで、これが20年以上続いているそうです。
左の腰も痛みはあるようですが、右と比べれば軽いとのこと。
肩こりや首コリに関しては、冬場の寒い時期に多く、特に右に出やすいとのことでした。
姿勢を診断すると、腰骨の高さが1.5センチ違い、骨盤の歪みが強く出ているのが明らかでした。左右の臀部の盛り上がりも違いました。
首はねじれが起こっていて、頸椎の歪みがありました。
施術ですが、座位で背骨の調整を行い、肩甲骨はがしなどによって軽く全体を緩めます。
また手から腕にかけての調整により、肩回りから肩甲骨回りの可動域が広がります。
横向きになり、更に肩甲骨回り、鎖骨の調整、カイロプラクティックによる骨盤矯正を行います。
仰向けでは足首からの調整をします。やはり骨折していた右足首は硬さが感じられ、可動域も悪い状態でした。
そして股関節、腰の調整、更に肩回り、鎖骨、首のカイロプラクティックによる矯正、脳脊髄液の調整など行います。
施術後、全体的に楽になり、その後2日後改めてご来院されました。
今までの右腰の痛みは約3割まで減り、ずいぶん楽になってきました。
その後5日後に来院されましたが、腰の調子も改善に向かっていましたが、
新幹線に3時間ほど乗っていた際に、やはり痛みが出たとのことでした。
その後、施術により、少しずつ改善に向かわれている状態です。
この方の場合は、20年以上前からということで、かなり慢性的に問題が起こっていたと思われます。
主には骨盤のゆがみが直接的原因と考えられますが、高校時代の足首の骨折などもかなり影響していると考えられます。
もし長い間同じところが、辛い場合も、施術してお体の歪みを正していくことで、改善が見込まれます。
もっと早く施術していれば良かったと思われる方も多いですので、お体のことでお悩みがあれば是非ご相談ください。
2022年1月7日 | コメントは受け付けていません。 |
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右手腱鞘炎から腕、肩に痛みがある40代男性美容師さん
今回は右手の腱鞘炎から右の腕から肩にかけて痛みが強くなってご来院された40代男性の症例をご報告したいと思います。
この方は長年美容師さんをされていて、毎日右手でハサミを持っているので、以前からも右腕などは痛みがあったようですが、
3週間ほど前から、右手首が腱鞘炎のような痛みが出てきて、さらに右腕から肩にかけても強く痛むようになってきました。
また首などはいつも仕事の終わりごろには痛みが出る状態で、腰痛はそれほど感じることはないとのことでした。
普段は週に1回キックボクシングをしており、2年ほど続けられているそうです。
検査をすると右の腱鞘炎から、腕の張り、そして肩までが強く緊張していました。
原因はやはり手のようだったので、腱鞘炎を改善していく方向で施術を行いました。
また骨盤のゆがみも大きく出ており、腰骨の位置が左右で1.5㎝違う状態で、ねじれも強く起こっていました。
施術はまず背骨の調整を行い、肩甲骨はがし、右手の調整、肘周りの調整、その後うつぶせ状態で、股関節の調整を行いました。
そしてカイロプラクティックによる骨盤矯正、また肩回りの調整を行い、
仰向けになり、足、足首の調整、股関節、骨盤の調整を行い、最後に肩回り、鎖骨、カイロプラクティックによる頸椎矯正、脳脊髄液を循環させる調整を行いました。
1回目の施術で手から腕、肩への痛みが半減しました。
また施術の次の日にキックボクシングをしたそうですが、脚が上げやすくなっていたそうです。
その後同様の施術を2週間後、1か月後、2週間後と続けて、手から腕の痛みも90%改善しました。
今後は、定期的に調整しながらメンテナンスしていく予定です。
今回のケースでは美容師さんということで、右手の腱鞘炎がきっかけでしたが、
このように片手をメインに使うようなお仕事の場合、手から腕や、肩こり、首の痛みと発展するケースが多くあります。
肩をもんでもなかなか改善しない場合は、手から調整する必要があるかもしれません。
当院では、このように体全体をチェックしながら、施術していきますので、ご自身で気づかれなかった問題を解決することで、より早く改善が出来ることが多々あります。
同様にお体の悩みがある方は是非一度当院の施術をお試しください。
2021年12月15日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:院長の施術日記