椅子の座り方を考える

当院のホームページ内にも椅子の座り方については説明していますが、改めてこの椅子の座り方についてお話したいと思います。

ポイントはいくつかあるので、参考にしてみてください。

①脚を組まない。

当然といえば、当然ですが、やはり脚を組む癖があると体重は片側のお尻にかかり、完全に骨盤を歪めてしまいます。

下半身の血行不良やリンパの流れも悪くなり、冷えの原因にもなりますし、生理痛がひどくなったり、インナーマッスルのバランスが悪くなります。

これを長時間続けて座っている方は完全にアウトです。もちろん脚を組まなくても、片足だけ椅子に乗せたり、モデルさんのような脚を斜めにして座るのも同様に骨盤をゆがめてしまいます。

癖でやってしまうのは、仕方ありません。ただやったら、すぐに元に戻す癖をつければOKです。

②足の裏全体を床につける。

まず椅子に座った際に足裏をしっかり床につけてみてください。もし足がつま先しかつかないという人は、椅子の高さを合わせるか、床に台などを置くなりして調整が必要です。足裏をつけた状態で膝、足首が90度になるように調整してください。

足裏を地面にしっかりつけないと、上半身の体重を全て腰で支えることになってしまうので、腰痛の原因になってしまいます。

また足がつかないと、太ももの下が圧迫されるため、血流も悪くなるので注意が必要です。まずは足裏をしっかりつけて、膝、足首が90度。この態勢を作ってくださいね。

③猫背にならないようにする。

今度は猫背にならないように注意してください。肩が前に入って腰が丸まってしまうと猫背になってしまいますので、出来れば腰が曲がらないように、お尻を椅子の奥までしっかり持ってきて、座ったり、腰にクッションを置くのもいいでしょう。

最近手に入れた情報で一番お勧めは、ペットボトルです。硬めのペットボトルを軽くタオルで巻き、それを丁度骨盤の上あたりに当てます。

すると腰のカーブがしっかり作られるので、思った以上に姿勢を綺麗に保つことが出来ます。是非一度やってみてくださいね。

④体の配置に気をつける。

最後に体の配置ですが、まずパソコンを入力する姿勢をして、肩に力が入っているかどうか確認してください。

少しでも肩の位置が上がっていると、常に肩甲骨が緊張状態になっているので、肩こりになってしまいます。両腕は机に乗せるか、パソコンに乗せるかして、肩は完全にリラックスした状態にしてください。

それから、パソコン画面の位置ですが、出来れば目の高さがベストです。これはなかなか難しいかもしれませんが、画面が下にあると、常に下向きになるので、首や肩に負担がかかります。

もし位置を変えられるなら、出来るだけ、自分の目線に画面を近づけてください。

いろいろありましたが、個人的には、脚を組むのは問題外として、足を床につけることが出来ていない人が多いと思いますので、まずはそこも意識してみられてはいかがでしょうか?日々の姿勢の積み重ねが今後の健康に大きく影響を及ぼします。是非頑張ってみてくださいね。

 

予約電話番号

メール問い合わせ