肩こりになりやすいお仕事

長年肩こりの患者さんをみていると、特に肩こりになりやすいお仕事があります。ここでは、肩こりになりやすい職業と、その理由、対策を考えてみます。

まず一番多いのが、デスクワークをしている方ですね。長時間同じ姿勢で、パソコンと向き合い、しかも下を向いた状態で作業しています。

平均的に5キロくらいある頭を細い首で支えているわけですから、負担がかからないわけがありません。

首でボウリングの球を支えていると想像すれば、いかに負担がかかっているかご理解いただけると思います。

このようなデスクワークの方は、ある程度時間を決めて少なくても1時間に1回はしっかり肩を回し、少し上を向いて首を休めてあげてください。トイレ休憩を頻繁に入れて軽く歩くのもいいですね。

その他にも肩こりになりやすい人はいろいろあります。

美容師さん、楽器を演奏する方、料理を作るお仕事、学校の先生、モノを作る人、絵を描く人など。

皆さんの共通点としては、何かモノを持ったりして、常に肩周りが緊張状態になりやすいとか、やはり下を向いたりすることが多いなど。

特に美容師さんや、コックさん、楽器を扱う方は、ハサミを持つ手が常に片手だったり、フライパンを持つ手が決まっていたり、下を向いて材料を切ったり、バランスが悪くなりやすいですし、

楽器によっては、常に首を曲げるようなバイオリン、常に肩を緊張状態にしているピアニストなど、体にとっては大変負担がかかるお仕事などあります。

その他にもいろいろありますが、もしあなたが、このように肩や首に負担がかかるお仕事をされているのであれば、普段から動かしたり、ケアをして、辛くならない努力を是非してみてくださいね。